阪神は11日、大阪市内のホテルで新入団選手発表会を実施した。岡田彰布監督(66)を始め、ドラフト1位の青学大・下村海翔投手(21=九州国際大付)ら新人8選手が参加した。指揮官の一問一答は以下の通り。

 

-新入団で期待してる選手は

「そら期待してる選手はいてるよ。これは高校生なんかはなあ、来シーズンからはそうじゃないし、ある程度な、近い将来でそういう選手もいてるし、来年からね、これは即やってほしい、やってほしいいうか、絶対必要とか、そういう意味じゃなしにな、チームに加わったら、他の選手にも影響力与えるというかな、それがチームのレベルアップにつながっていくんちゃう。それは、うん、それは誰が活躍するとか今の時点では分かれへんわけやんか。でもなあ、そういう新戦力が1人2人入ったら、他の選手もだいぶやっぱり違ってくるよなあ」

-今日入団会見に臨む選手で期待している選手も何人かは

「それはいてるいてる」

-下村、椎葉はキャンプ1軍内定。椎葉も期待している選手の1人か

「いやいや、だからやっぱある程度上のね、最近の傾向って、スカウトがこの5、6年なあ、とってきた選手っていうのは、そないして活躍して、特に上位のもんなんかはずーっと活躍してるわけやんか。そういう即戦力で取ったという意味ではな。だからそれはいい流れできとるわけやから、そこに毎年こういうドラフトがあるわけやからな、新戦力で、1人2人とな、そないしてそこに加わってくれれば、当然チームとしてもレベルアップするしなあ」

-5位の石黒は社会人出身だが

「それはわからん。まあ、どう言ったらええかなー。ある程度上のほとんど12球団の選手が狙ってるような選手なわけやんか。1位とか2位くらいは、その辺のリストアップは一緒やん、はっきり言ってな。でも高校生は抜きにしてな、それは編成上の高校生やからな、今年なんかは。まあでも、4位5位、5、6とかは。だからこれはやっぱり、スカウトの目やで。はっきり言って。誰でもよかったいうわけではないけど、そら推薦やわな、スカウトの。そういうことやと思うよ。5、6位で高校生やったら1,2年ファームでそないしてやっていこうとなるけど、大学、社会人から来たら年齢的にも1年目から1軍で活躍したろうという気持ちはあると思うよ。その辺はスカウトの推薦やで、押しが強いやつがいってしまうとか」

-社会人大卒の2人も1軍に?

「可能性はあるけど、そこまでは決めてない。ピッチングコーチが、いっぱい連れていっても見られんようになるから、20人ちょいやろ? 毎年な」

-ここ数年の実績を考えればスカウトの眼力を信頼している

「あるある、それは。ドラフトに関しては俺らよりスカウトの方がよく見てるんやから」

-選手だけでなく組織として自分の仕事をしている

「まあそういう意味ではこの5、6年くらいは、生え抜きでスターティングメンバーを組めるというかな、そういう組織になっていってんちゃう? チームとして。だから、理想やんか、それは。トレードとか、FAで誰を取るとか、一切考えんでええし。そんなん必要ないし」

-新人に対してどれぐらい練習して合同自主トレに来てほしいか

「そんなんやらんでええよ、別に。でけへんって。正月が来たら、みんからお祝いされて、練習とかそういう問題じゃない。球団からこういうことをやっておきなさいというスケジュールをもらうと思うから、それに沿ってな。1月9日か。ユニホームは着られないけど、そこで先輩とかにも会うと思うし、そこから徐々にやっていけばいいよ」

-アピールするなとよくいう言葉と一緒か

「いやだから、今の姿でええわけやからな。2月にユニホームを着てそこからうまくなっていったらええやんか。そんなのは。はっきり言うて。森下みたいにケガをするやつもおるし、お前。あれはアピールやろ? タイムが遅かったからもう1本お願いしますでケガをするわけやろ? そういうのはいらんって。タイムでレギュラーをつくるのちゃうんやから。タイムが速いやつがレギュラーになるわけちゃうんやから」

-普通のものを見せてくれればいい

「でもだいぶ、普通のレベルが上がってきたよな。はっきりいうて。最初、もうちょっと普通のレベルは低かったよ。試合やっていったらレベルが高くなってきたよな。普通のレベルがな」