阪神ドラフト6位の大経大・津田淳哉投手(22)が27日、お立ち台での「ゴイゴイスー」披露に意欲を見せた。大の虎党のお笑いコンビ、ダイアンの津田篤宏(47)の代名詞ギャグ「ゴイゴイスー」。同姓のよしみで、入団会見時にポーズを初披露したが、ヒーローになればリクエストされる機会はもっと増えそうだ。「(モノマネを)求められるということは活躍している証拠だと思う。求められるように頑張ります」。津田といえばお笑いでも阪神でも「ゴイゴイスー」。ファンにも一発で覚えてもらえそうだ。

大学OBには通信販売大手「ジャパネットたかた」の創業者、高田明氏(75)もいる。「この大学を代表して投げていきたい」と認知度アップに気合十分だ。「打たれているピッチャーは、いらないと言われると思う。とにかくゼロで抑えたい」。2月の春季沖縄キャンプでは1、2軍合同の紅白戦も控える。ミスター0と呼ばれるような無失点ピッチで、岡田監督に猛アピールする意気込みだ。

「タイガースカラーで頑張りたい」。使用する野球道具も一新した。黒地のスパイク前部にはゴールドのメーカーロゴ。グラブはブロンドカラーで、内側に「負けない投手」と刺しゅうした。プロでの商売道具もゲットし、身も心も虎色だ。

「より気持ちも上がってきています」

この日は大経大グラウンドで自主トレを公開。ウエートトレーニングや約50メートルのキャッチボールなどで汗を流した。年明け9日からは、岡田監督らも視察する新人合同自主トレが始まる。指揮官への“売り込み”を目指し、戦闘ボディーづくりに余念がない。今ドラフトの支配下では最下位の6位指名。「ゴイゴイスー」を地で行く下克上的活躍で、本家津田と共演できれば最高だ。【波部俊之介】

◆津田篤宏(つだ・あつひろ) 1976年(昭51)5月27日生まれ、滋賀県出身。00年にユースケ(46)と結成したお笑いコンビ・ダイアンのツッコミ担当。右手を突き出した代名詞ギャグ「ゴイゴイスー」は「すごい」を意味する。大の虎党で、今年11月のファン感謝デーにも出演。19年には始球式にも挑戦し、ノーバウンド投球後に同ギャグをさく裂させた。

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