ロッテ高坂俊介球団社長(41)が、ポスティングシステムによるメジャー移籍について言及した。4日、球団職員に向けて年始のあいさつを行い、ZOZOマリンで会見を行った。

佐々木朗希投手は将来的にメジャー挑戦の意向があり、高坂社長は米球界挑戦について「個々の選手の契約について、今日は私の立場ではコメントを差し控えたい」とした。その上で選手全般に対し「以前から話している通りですが、活躍した選手がメジャーに挑戦していくことについては、球団として後押ししていきたいという考え方について、昔から変わっていない」と、従来の球団の方針を改めて示した。

球団では10年オフに高卒8年目を終えた西岡剛のポスティングを容認している。その年、西岡は打率3割4分6厘で首位打者と最多安打のタイトルを獲得し、日本一に貢献。「野球をやっている以上、最高峰のレベルでプレーしたいと思った」とポスティングを申請した。ツインズが530万ドル(当時約4億2400万円)で入札し、3年総額925万ドル(同約7億4000万円)で契約。ただ計2年で71試合出場、打率2割1分5厘にとどまり、2年目のシーズン後に契約解除を申し出た。

佐々木は昨季WBCで世界一に貢献したが、7月に左脇腹肉離れで長期離脱。15試合にとどまり、7勝4敗、防御率1・78だった。吉井監督は「中6日でいってほしい」とシーズンを通した活躍を期待している。【星夏穂】

【関連記事】ロッテニュース一覧