中日ドラフト1位草加勝投手(22=亜大)ら新人10選手が8日、ナゴヤ球場に隣接の独身寮「昇竜館」に入寮した。

草加は昨年11月に退寮した同学年、石川昂の部屋を使用。「体もすごく大きい。どういうトレーニングをしてるのか、聞いてみたい」と、4年前のドラフト1位への“弟子入り”を志願した。

182センチ、75キロの細身の体で右腕は新生活の拠点に足を入れた。「すごくいい部屋を準備していただきました。野球に集中できる、他のことに気が散らない、野球一本でできるなと感じた」。部屋は石川昂が昨年まで使用していた。19年にセンバツVを遂げ、ドラフト1位で入団した大砲候補は、4年目の昨季、初めて規定打席に到達。チームでは細川に次ぐ初の2桁13本塁打を刻んだ飛躍部屋でもある。

草加の課題の1つが筋力増。「パワーがない。パワーをつけたい。筋力をガツガツつけるタイプではないけど、もっとつけないとプロでは通用しない」。石川昂は高卒新人時は93キロだった体重が現在は100キロ超。「同い年で、1軍ですごい活躍をしている。この世界では先輩。身につけられることは、しっかり身につけたい」。同学年スラッガー分析で、即戦力デビューの力にするつもりだ。【伊東大介】

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