東京6大学の立大は21日、埼玉・新座市内の同大グラウンドで、今月1日付で就任した木村泰雄新監督(62)の下、本格始動した。

同部は昨年9月に部内の問題行動が発覚。問題行為を重く受け止めた野球部は昨年12月21日~今年1月20日まで本格的な練習活動を休止し、改めて生活面と向き合う時間をつくった。13日の集合後、ミーティングなどで今後についての話し合いを重ねてきた。

木村監督は「生活面からまずはそこをしっかりする。寮の生活だとか振る舞いをしっかりした上で、野球の話をしていこうということ。まず生活面をみんなで話し合って、変えるところを変えていこうと取り組んできました」と、神妙な表情で話した。

寮での生活についても「決めごとがあいまいになっていた。寮の中も、昔の先輩が置いていった荷物がずっとあるとか。そういうのをちゃんと整理整頓して、一掃しようと」。主将の田中祥都内野手(3年=仙台育英)は「立教を応援してくださる方に迷惑をかけてしまった。野球を通して日々の生活をちゃんとやって、信頼を取り戻していきたい」と、気持ちを新たにした。

朝6時半から全員で行う清掃も始めた。チーム内の風通しを良くするために、これまで上級生のみで行っていた幹部ミーティングに下級生も交えるなど、全員の意見を取り入れやすい環境をつくっている。

新たに元楽天の戸村健次投手コーチが昨年11月16日付で就任し、同日から週1回程度来校し指導中。常駐コーチには、同11月から坪内一哲氏、清永健二氏が野手・守備走塁コーチとして加わり、高橋一太郎投手コーチを含めた4人体制となっている。