ロッテ佐々木朗希投手(22)が27日、ZOZOマリンで会見を行った。前日26日、すでに球団が今季の契約合意を発表。現状維持となる今季年俸8000万円(推定)でサインした。

会見後、松本尚樹球団本部長(52)が報道陣に対応。入団当初から毎年、代理人との交渉内で将来的なメジャー挑戦への希望を受けてきたことを明かし「彼の夢は、入る前からメジャーリーガーという夢はあります。確かに頑張ってますんで、毎年。その夢は大きくなっていくんでしょうね」と思いを尊重した。

入団1年目から代理人を通しての契約更改を行い、本人とも一度は面談している。昨年12月中旬頃に話したとし「彼がすごいのは施設とか、育成選手のこと、待遇とかチームのことを思った話も多かったです。1年1年、成長していってますね」と振り返った。

メジャー移籍の手段の1つにポスティングシステムの利用がある。ただ、MLBと大リーグ選手会が結んでいる労使協定で、25歳未満の海外選手を獲得する時はマイナー契約からになり、契約金や年俸も制限される。佐々木は昨年11月に22歳になったばかりだ。

松本本部長はいわゆる「25歳ルール」について「その都度都度話をするんで。どのタイミング(のメジャー挑戦)になるかは別として、将来的には本人は絶対行きたいという話なので。どのタイミングになるかは将来的、という話ですね」と話し、25歳以前の移籍の可能性については「こればかりは分からないです」と話すにとどめた。

今オフの交渉で、ポスティング移籍認可への具体的な条件提示などについては「具体的にはないです」とした。【関連記事】ロッテニュース一覧