育成出身2年目の阪神野口恭佑外野手(23)が、外野の定位置取りを猛アピールした。春季沖縄・宜野座キャンプ第1クール2日目の2日。特打で166スイングし、5連発&130メートル弾を含む26本の柵越えで虎党の度肝を抜いた。岡田彰布監督(66)は弾道を「天性」とたたえ「ポジション取れる可能性ある」と絶賛。森下やノイジーらと争う両翼バトルを勝ち抜ける存在と目を細めた。

  ◇  ◇  ◇

-野口はよく飛ばした

なあ。初めてみたよ。野口。ちょうどブルペン行ってる時間に、バッティング最初やからな、あいつな。ちょうど、個別(練習)で打つからと思って。

-飛ばすコツをつかんでいる

遠くに飛ばす、なんか、持ってる、それはそんな教えるもんじゃないからなあ。遠くに飛ぶやつは、最初から飛ぶで。

-弾道も天性のものがある

ボールが上がるもんな。上がるいうことは、ある程度運べてるんやろな。こう、パカーンっと終わらんとな。上がるというかな。

-線で打てている

そやろなあ。線で打たんと、あんな上がらへんわ。点で、パチン、パチン打つだけやったらな。

-天性の長打力は魅力

そら魅力や。そらもう、最初から持ってるやつっておるやんか。地肩のめっちゃ強いやつとかな、最初から速いボール投げるやつとかさ。そんなん、持って生まれたいうか、天性のもんやろな。それは。

-秋季キャンプから期待通りの成長

まあ、そうやなあ。でもね、外野やから。なかなかええ勝負できんちゃう? 右バッターやし。

-力感なく飛ぶのはコツを分かっているのか

飛ぶというか、運んでいるイメージが強いよな。なんというかな、運べるというかな。ボールをな。極端に言うたら、金属打ちじゃないっていうことやな。大学からやからな、4年間は木のバットを打ってるから、そのへんはだいぶ違うかもわからんけどな。

-外野は投手の右左で併用していくのか

併用っていうか、まだまだ練習試合とかあるから。そのへんでいい結果が出たら、ポジション取れる可能性があるわけやんか。

-ノイジーもうかうかしていていられない

まあ、それはしょうがない。だって。そういうやつが出てこんと、チームが活性化しないよな。

【キャンプ写真特集】侍ジャパン井端監督キター/撮るキャン!