2人で通算0勝の19歳コンビが、日米通算373勝のレジェンドコンビに金言を授かった。ブルペン入りした斉藤優汰投手(19)と日高暖己投手(19)は投球練習練習後、黒田博樹球団アドバイザー(48)に加え、元西武の松坂大輔氏(43)とともに約1時間、投球談議を重ねた。06年WBC日本代表でチームメートだった新井監督がキャンプ視察中の松坂氏に指導を求めたことで実現した。

日米で活躍した2人からは投球プレートの使い方や一定の投げ込みの重要性を説かれた。斉藤は「びっくりしました。誰かなぁ?と思って。呼ばれて行ったら松坂さんだったので、うぉって」と少年のような笑顔を見せた。まだ生まれていない99年プロデビュー戦の映像が強く印象に残っているという。また、日高は会話した内容に「シークレットで」とうれしそうな笑顔を見せた。

 

19歳の両右腕はそろってランチをはさみ、再びブルペン入り。捕手を立たせてレジェンド2人からの金言を意識しながら腕を振った。斉藤は「教えてもらったことだけを意識して、足の体重をどこにかけるかを意識しました」と助言された右足小指側を意識。日高も「さっき言われたことをしっかりやりました。いい感じにはなっていました」と、上げた左足を静止させながら投じるなど意識の変化が見られた。仕掛け役の新井監督は「彼らにとっては本当に素晴らしい時間になったんじゃないかな。大輔にも、本当に感謝しています」も喜んだ。

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