中日田中幹也内野手(23)が28日、バンテリンドームの1軍練習に合流した。今回は2日間限定ながら、昨年3月に右肩脱臼、手術して以来初の1軍練習で開幕二塁の座をアピールした。

逆襲の2年目へ背番号2が動き出した。シートノックでは二塁に入り、中継プレーで正確なバックホームを見せるなど、スローイングに関しては右肩問題なしを実証。ケース打撃では守護神マルティネスから犠打を決め、実戦力をアピールした。

「めちゃくちゃ緊張しました。肩はスローイングは心配はない。1年間、ここ(1軍)でやるんだという気持ちでやりました。同期、ルーキーに(二遊間が)多い。競争に勝てるようにやりたい」。開幕スタメンからのレギュラー確保を目標に掲げた。

身長166センチと小柄ながら、高い野球センスで開幕スタメンをほぼ手中にした昨年3月19日楽天とのオープン戦で右肩脱臼。悪夢のようなプロ1年目を過ごした。守備、走塁でダイビングは当面封印されるが「思ったより投げられる。(2軍で)試合に出てから(再度1軍に)合流させます」と立浪監督は開幕スタメン候補の1人として構想に入っていることを示唆した。まずは3月1日から始まる2軍教育リーグで実戦を重ねて開幕スタメンを狙う。

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