中日高橋宏斗投手(21)が改めて初の開幕投手奪取への意欲を示した。

4日はナゴヤ球場で5日オリックス戦(京セラドーム大阪)先発に向けて柳らと調整。「やっぱり3月29日のマウンドに立つことを目標としてやってます。(先発)ローテーション争いもかなりすごいもの出さないと入れないと思う」。開幕ヤクルト戦(神宮)での先発を希望する熱い思いを口にした。

キャンプには自主トレを一緒に過ごしたドジャース山本由伸投手(25)を思わせるすり足気味のフォームで登場。しかし、打撃投手、シート打撃で結果を残せず、左脚を上げる従来型のフォームに修正した。初の対外試合となった前回2月23日の広島戦(北谷)では直球がシュート回転するなど2回2安打2失点に終わった。

その後は実戦登板を回避して2度のブルペン投球などで、フォームの安定を目指した。「シュート回転させない縦回転のいい球、打者が速く感じる真っすぐを投げるためにやった。ある程度良くなっている。いい感覚で試合に臨める」。

開幕投手候補には経験者の小笠原、大野に柳、メヒアらも控える。4年目右腕は「僕自身アピールしないといけない。目指すところをしっかり見据えながら臨みたい」と意欲を燃やす。中10日の“ミニキャンプ”の成果を今回の先発マウンドで披露し、初の大役をたぐり寄せるつもりだ。【伊東大介】

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