西武ドラフト7位右腕の糸川亮太投手(25=ENEOS)が4日、休日返上で体を動かした。

埼玉・所沢市内の球団施設で自主練習。3日に高知・春野でロッテとの練習試合後、チームとともに空路で帰京。この日1軍は休養日だったが、グラウンドでランニング、室内練習場でネットスローを行った。「移動も飛行機に乗って、バスに乗ってと長かった。こっちの方が体的にいいかなという感じがしたので、動きました」と話した。

宮崎・南郷で行われていた春季キャンプからここまで1軍に帯同している。3日ロッテ戦では当初予定はなかったが、7回途中、1死一、二塁のピンチの場面で救援登板した。2死二、三塁から藤原に四球を与え満塁となり、続く4番山口に右前へ2点適時打を打たれた。「悔しい気持ちはありますけど、やられるだけではダメ。やられた経験をしっかりプラスにしたい」と前を向く。

29日のシーズン開幕まで約3週間。直球にシンカーなどの変化球を生かしながらの投球で、開幕1軍を狙う。「とにかく自分のいいところを出すことに集中して、地味でもしっかりできるというところを見せたい」と意気込んだ。【山崎純一】