オリックス杉本裕太郎外野手(32)が「恐怖の9番」にもなる?

開幕を2日後に控え「昨年の最後、ケガして終わって、ずっとリハビリ期間が長かったんで。開幕に向けていろいろ準備してきたつもりなんで。楽しみな部分が多いです」と、29日ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)へ胸を高鳴らせて待つ思いを明かした。

11試合に出場し打率3割6分4厘で終えたオープン戦では、16日ロッテ戦、20日DeNA戦の2試合で9番打者も務めた。公式戦では昨季の1試合しかない打順だが「回ってくるのが遅いという感じぐらいで。特に上位につなぐとかは意識していないし、いつも通りにやっています」と振り返った。どの打順になっても自身の仕事に徹するつもりだが、シーズンでも9番に座ることになった場合には「何年か前にライオンズのメヒア選手が9番を打っていた時があると思うんですけど、やっていて脅威だったので、僕もそういうふうになりたいと思います」とモデルとなる選手を設定し、対応する意欲を見せた。21年本塁打王の長打力に加え、軽快な走力も誇るラオウが9番に座れば、多彩な攻撃が期待できる。

27日は中嶋聡監督の55歳の誕生日。練習中に笑顔で会話をかわした。「『誕生日おめでとうございます』って言ったんですけど『言葉いらんから金くれ』って言われたんで。『監督、金持ってるじゃないですか』って言って。そういう感じの、楽しい監督です」と信頼関係で結ばれた2人ならではのコミュニケーションだ。初の著書「僕がラオウになる日まで」も完成。大暴れを狙うシーズンが、まもなく幕を開ける。

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