阪神中野拓夢内野手が開幕戦で完全復活を印象づけた。

2年ぶりの開幕戦安打を含む2安打。オープン戦は34打席連続無安打など苦しむ期間もあったが、ラスト2戦はともにマルチ安打で復調気配を見せていた。昨季の最多安打男がきっちりとオープニングゲームに間に合わせてきた。開幕黒星発進に、選手会長は「結局はチームが勝たないといけない。個人の状態がどうというよりは勝利が一番だと思う。そこを考えながらやりたい」と前を向いた。

初回に巨人戸郷から右前打。これが今季のチーム初安打となった。さらに3回1死一塁では三塁側へセーフティーバント。捕手大城が捕球するも一塁へ駆け抜け内野安打とした。ベンチからのサインとは「ちょっと違う形だった」と“アドリブ”を利かせてチャンスを拡大。「うまく決まったので良かったと思います」とうなずいた。

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