西武隅田知一郎投手(24)が、5回2/3を投げ6安打2失点で今季初勝利を挙げた。

1点リードの2回。7番辰己にライトへの三塁打を放ちピンチを招くと、続く8番太田に右前へ同点適時打を許した。2死三塁となり2番阿部には左前適時打を打たれ勝ち越しを許すなど、序盤は苦しい投球が続いた。

3回に野手陣の攻撃がつながり3点の援護を受け、2点リードに変わってからは、安定した投球を取り戻した。3回先頭の4番浅村を中飛、5番島内を二ゴロ、6番フランコを空振り三振に抑えて3者凡退。4回も下位打線を3者凡退に封じ、5回は得点圏に走者を背負ったが得点を与えなかった。

6回2死一、二塁の場面で降板となったが、この日2失点にとどめ試合をつくった。「野手の皆さんに助けてもらって、調子が悪い中でも何とか投げられた。試合を通じて課題も多く出たので、しっかりと次につなげる準備をしたい」と次戦を見据えた。【山崎純一】

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