阪神が主催試合で初勝利を飾った。

ヒーローインタビューを待つ間、ドーム内が暗転。客席で色とりどりのペンライトが光る中、ハイライト映像が流れるなど、幻想的な雰囲気に包まれた。

文句なしのヒーローは森下翔太外野手(23)。1-2の6回、左翼5階席への特大の逆転2号2ランを放った。お立ち台に上がった背番号1は「打撃練習でもあそこまでなかなか飛んでなかったので、打撃練習以上のものが出ちゃいました。もう、手応えがあったので、走らなくていいやと(笑い)。3、4、5番が打てばチームは勝てると思うので、これからも絶対打ちたいです」とファンを喜ばせた。

投手のヒーローは伊藤将司(27)だった。2回までに2失点したが7回まで粘り抜き、打線の逆転を促した。プロ4年目で通算30勝の節目に到達した。

「今日は本当に野手のみんなに助けてもらった1勝。本当にうれしく思います。翔太が豪快なホームランを打ってくれたので、ここは点を取られたら先輩として情けないなと思った。なんとかゼロに抑えられました」と、ホッとした表情だった。

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