ヤクルト高津臣吾監督(55)が、中継ぎ陣へ奮起を求めた。2点リードの9回。4番手で登板した星が先頭に四球を与え、1死一塁から右前打で1死一、二塁とし、次打者に再び四球で1死満塁としたところで降板。後を継いだ大西は押し出し四球、次打者に左前適時打を許し、痛恨の同点となった。守護神・田口が2軍調整中で日替わりでクローザーが変わる中、9回に3四球というもったいない内容だった。結果的に延長戦までもつれた試合は、6番手で登板した木沢が6-6の延長10回に佐藤輝へ決勝弾を浴びた。

高津監督は「技術的なところではないので、ちょっと教えようがないですよね。やっぱりこう、何て言うんかな、怖がってしまっているので、ミスを恐れてしまっているので、ストライク入れる、入れないっていうのはね、教えられるかもしれないですけども。そこなのか、精神的なものなのか。ほぼ精神的なものだと思いますけどね。そこはもう経験するとかしかないと思いますけどね。あそこまで、こうね、こう、怖がってるとは思わなかったですね」と厳しかった。特に、この日は「怖がっている」と感じたと言い「9回投げた2人(星、大西)は。あれだけストライク入らないのは普段なかなかないことなので。間違いなく、打たれることを怖がっているんじゃないかなと思いますけど」と表情は曇っていた。

▽ヤクルト木沢(延長10回に阪神佐藤輝に被弾)「1発だけは避けたい場面だったので、もったいなかったです。次に同じ失敗をしないようにしっかり反省してやっていきたい」

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