ロッテは投打に完敗で今季初の連勝ならず、勝率5割復帰を逃した。

吉井理人監督(58)が首をかしげたのは、先発した種市篤暉投手(25)の投球だ。5回8安打5失点の右腕に「今日はひどかったですね」。初回、先頭からの3連打などでいきなり3点を失った。「先発ピッチャーの初回のビッグイニングは本当一番やっちゃダメなことなんで。種市はチームを引っ張っていくピッチャーとして、ああいうことをやって欲しくはなかった」と厳しく指摘した。

立ち上がりは全体的に球が高く、ボール先行だった。吉井監督の分析は「今日は投球フォームが乱れていた」。オープン戦でも乱れたことがあったが、修正して開幕に入った。開幕2戦目の日本ハム戦に先発し、6回2安打無失点で今季初勝利。だが、好投は続かなかった。

吉井監督は「直ってなかったですね。ローテーションピッチャーとして、やっぱ安定感っていうのはすごく大事になってくるんでね。せっかく開幕当初良かったのに、こんなに調子を落とすっていうのは何か調整の仕方を間違えてると思う。そこも含めて、しっかり教訓を引き出して次に向かっていってほしい」と望んだ。

打線もオリックス新加入のエスピノーザに沈黙した。7日は佐々木朗希投手(22)が先発する。3カード目での今季初勝ち越しがかかる。

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