右肩甲骨を骨折し、春季リーグ戦(13日、神宮)の出場が絶望的とされていた今秋ドラフト1位候補の明大・宗山塁内野手(4年=広陵)が6日、社会人ホンダとのオープン戦に「3番DH」で実戦復帰した。

宗山は2月29日のオープン戦で死球を受けた後、侍ジャパンに選出されるも、3月6、7日の欧州代表戦前に「右肩甲骨骨折」と診断され、全治3カ月を見込まれた。3日の社会人対抗戦では、主将としてベンチ入りし、シートノックに参加していた。

一方で田中武宏監督(62)は、「勝手にやってます」と宗山が自らの意思でシートノックに参加したことを明かし「いないもんだと思って最初からやっている。使うつもりはない」と春季リーグ戦での起用を否定していた。また、予定より早く完治した場合でも「ぶっつけ本番で、そんな甘いもんじゃない」と話していた。

明大のリーグ初戦は20日、52季連続リーグ最下位の東大と対戦する。翌週に早大と対戦し、空き週を挟んで立大、慶大、法大と3週連続でカードが組まれている。2季ぶりの頂点へ、大黒柱の復帰が見えてきた。