巨人山崎伊織投手(25)が薩摩の風を味方に今季初勝利を目指す。9日ヤクルト戦に先発する。舞台は鹿児島・平和リース球場。桜島を雄大に望む海から約700メートルの場所で、3月12日のソフトバンクとのオープン戦でマウンドは経験済み。左翼方向へ打者有利の追い風が吹いていただけに「すごいホームラン風だった。そういう打球を打たせないピッチングをしないといけない」と5回1失点だった“前哨戦”の経験値を生かす。風向き、強さもチェックしながら低めを攻める。

切り替えも大事にする。村上を筆頭に一発警戒の打者が並ぶだけに「(打球が)ちょっと上がって、入ってしまったら仕方ない。引きずらないように」と意識。昨季は佐賀での4月19日DeNA戦で同年初勝利を挙げ、シーズンでも初の2ケタ勝利をマークした。今季も地方球場の白星から波に乗っていく。

巨人は過去に鹿児島県内での試合は6勝3敗。これまで2カード連続負け越しで迎えた中で、鹿児島の戦いから勢いを付けていく。

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