阪神は今季3度目の完封負けを喫して広島に連敗した。

0-0の9回から2番手でマウンドに上がったハビー・ゲラ投手(28)が先頭に安打を許すと、2死二塁から広島田村に中越えの適時三塁打を浴びた。来日初失点が痛恨の決勝点となってしまった。

先発の西勇輝投手(33)は相性通りの好投。1イニング複数安打は許さず打たせて取るピッチングで0を並べた。広島戦通算16勝目とはならなかったが、8回5安打無四球無失点と寄せ付けなかった。

ただ、打線の援護がなかった。長打性の当たりを広島外野手に好捕される場面もあり、少ないチャンスも生かしきれなかった。

岡田彰布監督(66)も阪神での監督通算勝利数が483勝で歴代2位の吉田義男氏(90=日刊スポーツ客員評論家)にあと1勝としていたが、この試合で並ぶことはできなかった。

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