西武からFAで加入したソフトバンク山川穂高内野手が、慣れ親しんだ地で大ブーイングを浴びた。

公式戦では移籍後初の敵地・西武戦。初回2死三塁の第1打席。左翼席に陣取る西武ファンを中心に「ブ~」の嵐だった。結果は空振り三振。4回1死も2打席連続でバットは空を切った。「敵にしたら怖いなと…」と話し、「(西武に)育ててもらったことに変わりない。忘れていませんし、感謝しています」。10年間在籍した古巣への感謝の思いをにじませた。

黙ったままでは終わらない。6回1死の第3打席では中前打。今井の外角150キロ直球をきっちり仕留めた。「うなっている真っすぐだった。すごい球を投げていた」。8回1死二塁では人的補償となった甲斐野と対決するも、見逃し三振に終わった。古巣の洗礼を浴びたが「明日もまた勝負がある。こっちはこっちで必死にやっていく」と表情を引き締めた。

【関連記事】ソフトバンクホークスニュース一覧