巨人岡本和真内野手(27)が放った「天井直撃エンタイトル二塁打」は、かつてドジャース大谷翔平投手(29)も打っていた。6回1死二塁。広島森下の初球148キロ直球を強振し、天井の懸垂物の中に打球が吸い込まれた。これが東京ドームの特別ルールで、先制適時二塁打となった。

8年前の日本ハム時代、16年11月15日に侍ジャパンに選ばれた大谷が、オランダ戦で放った打球が東京ドームの天井の隙間へ吸い込まれた。このときも特別ルールでエンタイトル二塁打になっていた。

02年7月18日横浜戦では当時巨人の松井秀喜氏も放っており、いずれの打球も本人のサイン入りで東京ドーム内の「野球殿堂博物館」に展示されている。天井直撃のパワーが、“メジャー級”であり“殿堂級”であることが読み取れる。

◆東京ドームの特別グラウンドルール 打球が、フェア地域内にある天井の穴または隙間に入り込んだ場合、あるいは懸垂物に挟まった場合は、ボールデッドとし、打者および走者には投球当時を基準にして2個の安全進塁権が与えられる。

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