緊急登板でプロ初先発した楽天ドラフト5位・松田啄磨投手(22)が、きっちり役目を果たした。

先発予定だった荘司が、発熱のため「NPB感染症特例」で出場選手登録を抹消。2回無失点だった3月30日西武戦以来、プロ2度目の登板は4回60球、3安打1失点2奪三振でまとめた。「ゾーンで勝負して結構打ち取れたりっていうのはあったので、そこはすごく自信になりました」とうなずいた。

午前9時頃、治療中に青山投手コーチから緊急登板を伝えられたという。「あまりにも急だったので、いきなり自分かっていう感じになったんで、緊張もその瞬間はだいぶしました」。初回無死一、三塁からソトに先制犠飛を許し、出ばなをくじかれたが、それ以降は落ち着いて投球。「登板自体も結構間が空いたので、何イニング投げるというよりかは1イニング、1イニング、自分のやれることをやろうと投げた結果が良かったのかなとは思います」と振り返った。

1カ月前の経験が生きた。3月9日のオープン戦日本ハム戦で、右膝の違和感により1回緊急降板した荘司に代わり、3回無失点と力投。「荘司さんの時には何か起きるなというのは自分の中でも思っていて、初登板の時も荘司さんの後だったりとかあったので、なんかあるかなとは思いつつ準備してたので、その辺は生きたのかなとは思います」と力を込めた。

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