DeNAが、投打にチグハグでヤクルトに連敗を喫し、勝率5割に戻った。

スタンドから落胆の声が漏れたのは7回だった。痛恨の1イニング3失策で一挙7点を失って、試合を決められた。

2点ビハインドの7回1死一塁、二塁の牧が青木のゴロを失策。サンタナ、オスナに連続適時打を浴び、川端のゴロを一塁の佐野がトンネルし、追加点を許した。

さらに2死一、二塁から塩見のゴロを遊撃の石上が二塁に悪送球し、2点を追加された。2点差の接戦だったが、大量リードを奪われた。

昨オフにソフトバンクから戦力外通告を受け、移籍後初登板だった森唯斗投手の足を引っ張って、1回7失点(自責1)のほろ苦いデビューだった。

三浦大輔監督(50)は「あそこはちょっと、こちらの責任です。申し訳なかったです。(森唯は)よく投げてくれた」と“謝罪”した。

打線は7日の巨人戦以来、今季2試合目のゼロ封負けを喫した。開幕から「2番一塁」だったオースティンが、右太もも裏の肉離れで戦線離脱。佐野、牧、宮崎のクリーンアップは強力だが、オースティンの代役は現状では不在で、破壊力に欠ける。

現在、大詰めの交渉に入った筒香嘉智外野手(32=ジャイアンツFA)は、NPB通算205本塁打をマークし、最大の補強ポイントと合致。近日中に合意するとみられ、チームにとって、これ以上ない救世主となりそうだ。

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