オイシックス新潟アルビレックスBCのスタッフさんに、昨季限りで現役を引退をした奥田昇大さんが加わっています。現役時代は捕手で、今季からチームマネジャー兼ブルペン捕手を務めています。

マネジャーの仕事はチームの下支え。「現役の時は次の日のことだけを考えていました。今は遠征の準備など2、3日先のことを常に考えて行動しなければなりません」。試合の時はブルペンで登板直前まで投球練習の相手。あまり調子がよくなくても、いい音がでるようなキャッチングで自信を持たせ、投手の性格に合った声をかけて、マウンドに送り出します。

NPB入りを目指して新潟に入団。でも、2年目にイップスになってしまいました。そんな時に支えてくれたのが、橋上監督をはじめとする指導陣。奥田さんに寄り添い、どうすれば普通にプレーできるようになるかを一緒に考えてくれたそうです。「何か恩返しができれば」。そんな気持ちで引退後の道を決めました。

「イースタン・リーグでプレーはできなかったけど後悔はしていない。誰よりもNPBを目指して練習していた自負があるからこそ、レベルの高さも分かっていた」。私にもいつかアイドルを引退する日がきます。自分の選択を後悔しないように、今できる最大限をやりきって、その時を迎えられるようにしたいです。(NGT48 真下華穂)