阪神中野がサヨナラ勝利の口火打を含む今季2度目の猛打賞で歓喜を演出した。

延長10回先頭で巨人大勢の外角フォークを逆方向にはじき返し、左前打で出塁。無死満塁から佐藤輝の一打で決勝のホームを踏んだ。「前の打席でバント失敗してというのがあったので。どんな当たりでもいいから何とか塁に出ようという気持ちがあった」。8回無死一、二塁の第4打席で犠打を試みるも、投ゴロに倒れチャンスを逃しかけており、挽回の一撃となった。

初回1死では菅野の高め直球を左翼線へ華麗に流す二塁打。3回2死からも外角フォークに食らいつき、中前に運んだ。打率は2割8分8厘に上げた。「接戦を勝ち切れることがチームの強さだと思う。まずは守備からというところを第一に考えて、ピッチャーをもっと楽に投げさせてあげられるような展開を作っていきたい」と引き締めていた。