ロッテ二保旭投手(33)が3年ぶりの1軍登板を果たした。1日に育成から支配下登録された二保は5点ビハインドの8回にマウンドに上がり、日本ハムのクリーンアップを3者凡退に抑えた。「コースだけ間違えないように投げた。最終回、何とかいい流れで持っていけたらなっていうので、仕事はできたと思う」とうなずいた。

吉井理人監督(59)は「私の知っているホークス時代の二保の真っすぐの強さで投げていた」と評価したが、本人は「いやいや、まだまだです」と苦笑い。「まっすぐ自体、もっと球速も出ると思いますし、状態をもっと上げていかないと」と気を引き締めた。

やっと戻ってこられた1軍の舞台。「いろいろ考えるものはありました。阪神で最後ずっと投げられなかったってのもありますし、ここ2、3年もどかしい気持ちでずっと野球やってたってのもあったので、それが報われたっていうか、努力してきてよかった」と感慨を語った。

阪神時代の21年8月21日の中日戦以来となる1軍登板に「チームは開幕してますけど、僕の中で開幕はしてなかったので、やっとスタートを切れた。沢村さんにも『やっとロッテの一員になれたな』って、一言言われて、自分もうれしかったですし、チームに貢献できたら」と力を込めた。

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