甲子園で記念打を決めた。楽天鈴木大地内野手(34)が、史上137人目の1500安打を達成した。

阪神戦に「4番三塁」で出場。初回2死一塁、2ボールから東洋大の後輩・村上の146キロ高め直球をしぶとく右前に運び、節目に到達した。一塁上で記念ボードを高々と掲げ、球場全体から拍手が湧き起こった。

「自分がプロに入ったときは誰も1500安打を達成すると思ってなかったと思います。これがゴールではないので、これからも変わらずにチームのために全力でプレーしていきます」

積み重ねを大切にする。ホーム試合では全体練習の1時間ほど前にグラウンドに出て、ロングティーなどの早出練習が日課。打撃不振に苦しんだロッテ時代の18年に「このままじゃ(選手として)終わりそうだった。無駄かもしれないけど、とにかく何か毎日やろう」とルーティン化した。

パートナーとして早出練習を支えるのが佐藤学打撃投手だ。移籍1年目の春季キャンプ初日に「たまたま空いてたのが佐藤さんで、声をかけさせてもらった」と鈴木大。そんな縁から2日目以降もお願いし、現在まで「専属契約」が続く。「ささいなことも気づいてくれて、腹を割っていろんな話ができますし、大切な存在です」と力を込める。

チームは延長10回に勝ち越し、交流戦首位タイに浮上した。鈴木大は6回の右前打で2安打をマーク。次の大台へ再スタートを切った。「1試合1試合がほんと必死で、その積み重ねだと思う。次、2000本を目指しますとはなかなか言えないですけど、変わらず自分らしく頑張っていきたいです」。地道にコツコツと前に進む。【山田愛斗】

▼通算1500安打=鈴木大(楽天) 4日の阪神戦(甲子園)の1回、村上から右安打を放って達成。プロ野球137人目。初安打はロッテ時代の12年6月11日の巨人4回戦(東京ドーム)で西村から。

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