期待の表れだ。ソフトバンク秋広優人内野手(23)が21日、山川塾初参加の経緯を明かした。所用でみずほペイペイドームに訪れ「山川さんから『練習しに来ていいよ』という感じで言っていただいたので。なかなか言われることはあまりないと思う。ありがたいです」と説明した。山川穂高内野手(33)は過去4度も本塁打王を獲得した一流バッター。誘いを受けて秋広も入塾を決意した。

「めちゃめちゃ練習する人なので。1人でやるよりは1軍の人とやった方がいいと思って」。主に打撃向上を目指し、17日から福岡県内で特訓している。「想像以上に理論的。感覚よりはそっちを重視している。分かりやすいです」。参加して間もないが、早くも師匠の言葉にくぎ付けの日々だ。タイミングに関して「動から動」の意識を植えつけており「今シーズン終盤に山川さんから教えてもらっていた。そういうところを教えてもらっています」と夢中でバットを振る。

秋広は今季途中に交換トレードで巨人からソフトバンクに移籍した。22試合で打率2割8厘、1本塁打、4打点。2軍期間が長く続いたが、高卒3年目の23年に打率2割7分3厘、10本塁打、41打点を記録した逸材に山川も目を付けた。秋広は「長打やホームランは打てるに越したことはない。特に僕は足と守備がないし、レフトとファーストなのでバッティングが求められるポジション。山川さんから話を聞いて来シーズンに生かしたい」と来季は打ち勝つ覚悟を示した。

この日は東京ドームで「ミスタージャイアンツ 長嶋茂雄 お別れの会」が開かれた。秋広は巨人時代の高卒1年目にミスターから打撃指導を受けている。「しっかり体を使ってフルスイングしてごらん」と直接指導を受けた記憶は今でも色あせない。「偉大な大先輩」と慕うミスターに成長した姿を見せる。【只松憲】

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