西武の広池浩司球団本部長(52)が4日、選手の契約更改後に報道対応した。

プロ3年目の今季、リリーフとして大きく飛躍した山田陽翔投手(21)は今季から329%アップの来季年俸3000万円(金額は推定)でサインした。

広池本部長は山田にこう伝えたという。

「こういった契約を迎えられるとは思わなかったね。本当にすばらしいことだよ」

近江(滋賀)時代は甲子園を騒がせた右腕もプロ1、2年目は2軍でも限られた登板数のみ。その中でウインター・リーグでの成長を経て、今春は1軍キャンプに抜てきされた。

「まだ3年目ですから、これから伸びてくれたらいいなというところで1軍キャンプに呼んで」

それがあれよあれよの勝ち試合も含めて49試合に登板し、3勝3敗17ホールド、防御率2・08。

「1年間しっかりとブルペンで支えてくれたっていうところですね。離脱なく。特に中盤以降は厳しい場面で投げ抜いてくれて。試合数自体は49ですけど、準備する回数は多かったのでね、うちの中で。そのへんの負担も含めてしっかりと査定ポイントにも入っていますので」

329%アップにはそんな背景もあった。

西武投手陣は若手のホープも多い。ドラフト中位で指名した杉山遥希投手(20)狩生聖真投手(18)篠原響投手(19)は今季推定年俸がいずれも、山田と同じ700万円だった。

それが一気に3000万円に-。広池本部長は言う。

「プロ野球っていうのは夢のある場所なので、やれば評価されるし、ダメなら厳しい判断をされるというところでもありますので、そういった意味では、彼って一生懸命ひたむきに頑張る姿もすばらしいので、ああいった選手がこういった活躍をしてくれたのは、全体にとってもうれしいことだし、若い選手にも励みになると思います」

山田陽翔は今季、再建ライオンズを象徴するような存在だった。【金子真仁】

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