日本ハムのドラフト1位大川慈英投手(22=明大)が、爽快なエスコンフィールドデビューを飾った。ロッテ戦に2点リードの8回から5番手で登板。山本を3球三振に斬るなど、1回無安打無失点の完全投球を披露した。守護神を狙う剛腕ルーキーが、信頼を勝ち取りに行く。
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大川が初の本拠地マウンドで堂々とした投球を披露した。終盤の8回に登板すると、松川を137キロのカットボールで遊ゴロ、続く友杉を133キロのチェンジアップで右飛に打ち取り、準備は整った。「愉しんで投げられた」。山本は151キロの内角高め直球で空振り三振。小さいガッツポーズから「シャー」と雄たけびを上げた。
「全体的な精度はまだまだ。50点」と自己採点は厳しかったが、テーマに掲げていたことは確認できた。「入団してからストレートで三振を取れてなかったので、そこが取れたのは大きかった」。2死まで変化球で打ち取り、最後はしっかり力でねじ伏せ、制球力と球威をアピール。落ちついたマウンドさばきに、新庄監督は「もっともっとキレのあるボールが投げられると思う」と話し、「早くエスコンのマウンドになれて欲しい」と、1年目から1軍に定着することを期待した。
この日は8回の登板。9回は守護神候補の同学年・柳川が締めた。同監督は「(大川は)抑えで投げたいと思っているだろうし、そういう気持ちがないとダメ」。大川自身も「リリーフの花形はクローザー。そこを目指したい。試合を締める難しい場面でも、支配的な投球をする。相手に『いける』と思わせないボールを投げることが大事」。地道に結果を積み重ね、明大時代から担ってきた守護神の座を引き寄せる。【永野高輔】



