PL学園高時代に投打の柱として「KKコンビ」と呼ばれたオリックス清原和博内野手(40)は27日、神戸市内で桑田の引退にショックを隠せなかった。朝のテレビのニュースで知ったそうで「心の整理がつかない。桑田の存在が僕を磨き上げてくれた。いろんな人と対戦したけれど、心の中のエースは桑田。野球に対する姿勢が素晴らしかったからこそ長くプレーできたと思う。ああいう投手は出てこないだろう」とねぎらいの言葉を並べた。

 特に印象に残っている思い出には高校時代を挙げ「1年生ながらもレギュラーに抜てきされ、上級生の重圧を感じながらも優勝に貢献できた思い出が大きい」と、一緒に甲子園を沸かせたシーンを振り返った。また「巨人をああいう形で退団して、背番号18を背負ってメジャーに上がった。いま声をかけるとすれば、おまえ最高にかっこ良かったぞと言ってあげたい」と話した。