北京五輪の野球日本代表監督を務めた星野仙一氏(61)は来年3月の国別対抗戦、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督を仮に要請されても就任しない意向を、8日付の自らの公式ホームページで明らかにした。

 星野氏はWBC監督を受諾しない理由として、4位に終わり、メダルを逃した北京五輪での采配(さいはい)に批判が集まっていることを挙げ「こんな世論やメディアの中でやったとしても決して盛り上がらない」「火だるまになっているおれが、何でまた“火中のクリ”を拾うようなことをするのか」などと述べている。

 WBC監督については、日本プロ野球組織(NPB)が加藤良三コミッショナーを中心に、有識者や球界関係者に意見を聞いた上で「可及的速やかに」人選を進める方針を決めている。