自称50メートル5秒7、「犬より速い」という巨人大累進内野手(23)が7日、北海道恵庭市にある施設で陸上女子100、200メートル日本記録保持者の福島千里(25=北海道ハイテクAC)と約30メートルの短距離走を行った。

 小さなハードルを置いての競走で、スタートを決めた大累は、福島の追撃を振り切ってゴール。「スタートから本気でビシッと行きました。後半は福島さんの足音が迫ってきて危なかった」と異種競技対決を振り返った。

 札幌市出身の大累は3日から母校駒大苫小牧のある苫小牧市などで自主トレを開始し、この日はその一環として短距離女王に勝負を挑んだ。福島は「スタートで負けてしまいました。これは勝った負けたではなく、走法の練習なんです」と笑みを浮かべていた。