<オリックス3-7日本ハム>◇5日◇ほっともっと神戸

 日本ハム大谷翔平投手(20)が「10勝&10発」に王手をかけた。

 「5番DH」でフル出場。2回1死の第1打席で逆方向の左翼席へ先制の9号ソロを放った。「風で入ったのかなと思います」と謙遜したが、野手出場では8月29日ロッテ戦(東京ドーム)以来3試合ぶりのアーチ。その後、1度はオリックスに追いつかれたが、チームは中盤以降に効果的に加点して連敗を3でストップした。「先制点より追加点を取れたことがチームにとって大きかった」と振り返った。

 日本球界では投手で10勝以上、野手で10本塁打以上を達成した選手はいないがメジャーでは1918年にベーブ・ルース(レッドソックス)が13勝、11本塁打を記録。96年ぶりの快挙に、あと1本塁打と迫ったが「特には…」と、あまり興味を示さず球場を後にした。