全日本アマチュア野球連盟は9日、10月にパナマで開催される第39回W杯の日本代表24人を発表した。投手は昨年の都市対抗野球優勝右腕、藤田卓史(東芝)、同準優勝の浜野雅慎(JR九州)ら10人。捕手は2人、野手は主将を務める横山憲一(三菱重工神戸)ら12人となった。学生からは唯一、九州共立大の3年生左腕、川満寛弥が選出された。

 大会は16カ国・地域が2組に分かれて1次リーグを戦う。各組上位4チームが別組の上位4チームと対戦し、8チームの総合成績で順位決定戦を行う。日本は2日の初戦で米国と戦う。

 小島啓民監督は「まだ取ったことのない金メダルを目指す」と話し、全日本連盟の鈴木義信副会長は「五輪競技への野球復活へ重要な大会。ここでPRしたい」と語った。大学の他の有力選手は、リーグ戦との兼ね合いで選出を見送られた。