<東都大学野球:中大4-2東洋大>◇第3週2日目◇22日◇神宮

 春の王者、東洋大が中大に連敗し、勝ち点を落とした。1-1と同点の6回表1死三塁、先発の内山拓哉投手(4年=浦和学院)からエース左腕の藤岡貴裕投手(4年=桐生一)にスイッチ。藤岡は四球と暴投で1死二、三塁とピンチを拡大すると、中大3番島田隼斗内野手(3年=常総学院)に右前打を浴び勝ち越しを許した。さらに一、三塁から4番井上晴哉内野手(4年=崇徳)の打球が右足首を直撃。一塁に転がる間(記録は一ゴロ)に1点を追加され、大事をとり降板した。高橋昭雄監督(63)は「藤岡で点を取られたら仕方ない」とサバサバした表情だった。