日本ハムが契約合意している新外国人ジェイソン・ボッツ内野手(27=3Aオクラホマ)が来日即、梨田監督の“模擬試験”を受ける可能性が23日までに浮上した。現在、ビザ取得などの諸手続きを進めており、近日中に来日予定日が確定するが、いきなり関西遠征中の1軍へ“暫定合流”もありそうだ。

 順調なら27日前後の来日を球団側は見込んでおり、球団幹部は「今のところ(2軍施設のある)鎌ケ谷は考えていない。直接(米国から)関西空港着になりそう」と語る。本来ならファーム合流だが27日から2軍は新潟に遠征し、身の回りの世話をするスタッフが鎌ケ谷不在で、通訳も1軍の関西にいるための措置だ。

 ボッツは米国で試合から離れており、最初は実戦感覚を取り戻すため、2軍で試合出場する方針には変わりないが、現時点では記者会見も関西で予定。そのまま、京セラドーム大阪で試合を行う1軍に合流し、梨田監督の“御前練習”でフリー打撃も検討している。

 来日が29日以降にずれ込めば、成田空港着になりそうだが、来日した外国人が遠征先の1軍に合流するのは異例。7月上旬に1軍デビューが見込まれる両打ちパワーヒッターの実力が試される。【村上秀明】