日本ハムがパ・リーグV奪回のためのテコ入れ策として、体制改革に乗り出すことになった。来季で2年契約最終年の梨田昌孝監督(55)をサポートする1軍の両打撃コーチを解任、配置転換する方針を22日までに固めた。今季リーグ最低の打率&本塁打&得点の「ワースト3冠」の責任をとる形で、ともに就任1年目だった打撃コーチの平野謙(53)を解任、中島輝士(46)が2軍へと回る。その他1軍コーチは留任する見込み。

 打撃コーチ2人の代わりとして福良淳一ヘッドコーチ(48)が同ポストを兼任し、大村巌2軍打撃コーチ(39)が昇格する。チーム打率は2割5分5厘と低迷し、82本塁打、533得点はともに12球団でもワースト。3年連続でAクラスは確保したものの、ウイークポイントだった打撃部門の改革へと着手することになった。梨田体制2年目は、27日から沖縄・国頭(くにがみ)村で行われる秋季キャンプから本格スタートとなる。