巨人が背番号シャッフルで活性化する。原辰徳監督(50)が17日、東京・大手町の球団で球団フロントと選手の来季の背番号について検討。今季、大ブレークした坂本勇人内野手(19)が背番号「61」から来季は「6」に変更される。坂本がつけた「61」は、飛躍が期待される2年目の中井が背負う。ドラフト1位指名の東海大相模・大田泰示内野手(3年)には松井秀喜(ヤンキース)がつけた「55」を用意。心機一転で日本一奪回を目指す。

 球団で清武球団代表らと選手の背番号の話し合いを終えた原監督は「背番号を煮詰めていました。ちょっと、いい番号が抜けた。若いチームなんだけど、期待する選手がいる。管轄としては球団の話なので、僕の考えを言いました」とシャッフルする方針を明かした。来季は小坂の6、二岡の7、清水の9と、1けたの番号がこぞって空き番となった。さらに林の13、姜の17と10番台が空いた。

 今季台頭した若手選手を中心に背番号変更が検討され、目玉は若手成長株の坂本だ。遊撃で全試合スタメン出場した19歳。原監督は6という重い番号を与える。「彼は他球団の遊撃手を見て、それを肥やしにできる。そんな男」と、巨人の将来を託す意味も込められる。

 2年間背負った「61」は中井が引き継ぐ。今季高卒1年目で2軍の不動の4番を張った右の長距離砲。1年先輩と同じ道を歩ませたい願いを込めた。ほかにも中継ぎで大車輪の働きを見せた越智、東野らの番号が大幅に若返る可能性がある。超大物ルーキー、ドラフト1位指名の大田には半永久欠番となっていた松井秀喜の「55」を渡すことも内定。23日のファンフェスタでお披露目する。

 原監督は2年前にも、大幅な背番号のシャッフルを行った。高橋尚には「左腕のエースになれ」と21を与え、「トム・シーバーを目指せ」と41に変更した木佐貫も復活を果たした。背番号はいわば選手の“顔”となる。プライドを刺激し活躍につなげる-。原流の操縦術で09年版ジャイアンツがスタートを切る。