オリックスは30日、オリックス本社の松岡良伯氏(60)の球団社長就任を発表した。人事は同日付。昨年1月に雑賀前社長が他界して以来、空席になっていた。奈良出身の同氏はイケメン選手が多いことに着眼し「大阪のおばちゃんの力を借りたい」とさっそくファン開拓プランを披露した。

 本社ではブラジル、香港、インドネシア、マレーシアで計21年間も海外赴任を経験。島耕作ばりの国際派スーパーサラリーマンだが「大阪は阪神ファンが多く、特に男性を取り込むのはなかなか難しい。父ちゃんは阪神、母ちゃんはバファローズというのもいい。広くファンを集めたい」と現実的な視点で話した。

 前職はオリックス・マレーシア法人の副会長で、28日に帰国したばかり。約12年半ぶりの日本生活で球界の情勢には詳しくなく、選手の顔と名前を勉強中というが、小松、大引ら「マダムキラー」候補はしっかりチェック済みだ。「阪神よりイケメンは多いかもしれない」とニヤリ。

 大阪のおばちゃんのパワフルな声援があれば選手も元気百倍?

 オリックスでは今年新設されたセクシーなチアチームが話題を集めるが、おばちゃん応援団も新名物になるかも…。【柏原誠】

 [2009年1月31日11時22分

 紙面から]ソーシャルブックマーク