クライマックスシリーズ(CS)地元開催に王手をかけた楽天に、先発サバイバルゲームが勃発(ぼっぱつ)した。CS第1ステージ(16日~)はソフトバンク相手に岩隈、田中、永井の先発3本柱で突破を狙う。第2ステージ(21日~)はリーグ覇者日本ハムと対戦するが、最多で6戦を戦うため先発投手があと2人は必要になる。リーグ残り3試合は藤原、青山、ラズナーの順で先発。CS先発枠を、3人が奪い合う。

 短期決戦では実績よりも好不調だ。ヤクルト時代に3度、日本一を手にした野村克也監督(74)は「調子の悪い投手は敗戦処理」とまで言い、橋上ヘッドコーチも「1番最近の登板が参考になる」と基準を明かした。勝つか引き分ければ2位確定となる9日オリックス戦に先発する藤原は「先のことは考えていません。初回から飛ばして、少しでも長く投げます」と意気込んだ。

 [2009年10月9日9時20分

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