日本ハム中田翔内野手(20)が、来年2月13、14日に予定されている阪神との練習試合(沖縄)で、外野手デビューする可能性が15日、浮上した。来春キャンプは出場機会を増やすために内外野兼用で練習させる方針だが、梨田昌孝監督(56)は「可能性はある。(外野手で)出場させるかもしれない」と、キャンプ最初の対外試合で「お披露目」する方針を明かした。

 プロ入り2年間は内野手に専念してきた中田だが、一塁には高橋、三塁には小谷野とゴールデングラブ賞を受賞した2人がおり、1軍で出場機会を得ることはできなかった。新たに挑戦する外野のデビュー戦の舞台として、注目度の高い阪神戦はうってつけだ。新人だった08年にも、入団後初の対外試合となった阪神戦で推定130メートルの場外弾を放った過去もある。梨田監督は「名護は風がきついから、外野手には練習になる」とも分析していた。

 [2009年12月16日8時7分

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