日本ハム梨田監督が5日、決定を見送っているダルビッシュ有投手(23)の開幕投手内定の期限を設定した。第1クールで2度ブルペン入りなど順調な仕上がりを見せるエースに対し「第2クールが終わったら(開幕投手打診を)考えていく。今みたいな感じがもう1クール続けばね」と明言。6日からの第2クール4日間の調整をチェックし、万全ならば4年連続の大役を任せる方向性を示した。

 昨季終盤の左臀部(でんぶ)痛、右手人さし指骨折の影響を考慮して内定を先送りしてきた。早期通達で重圧をかけ、完全再起へ向けたキャンプの調整ペースを乱さないようにと配慮もしてきた。

 開幕登板までを逆算した実戦調整の希望スケジュールを、ダルビッシュ本人へ伝えている。本人もこの日、「そろそろ疲れが出てくるので、ケガなく1カ月を乗り切りたい」と3月20日ソフトバンク戦(札幌ドーム)へ照準を合わせた。

 [2010年2月6日8時20分

 紙面から]ソーシャルブックマーク