日本ハムの守護神・武田久投手(31)が「御前投球」で、調整ペースを上げた。第2クール初日の6日、沖縄・名護キャンプ初のブルペン入り。梨田監督が捕手を務める中、27球を投げた。マウンドからの投球は昨年11月5日の日本シリーズ第5戦以来。「やっと今年が始まったという感じがした」と気持ちのスイッチを切り替えた。

 「人手不足」で女房役を買って出た梨田監督を相手にした13球を含め、ほぼ真ん中高めの直球だけで感触を確かめた。セットアッパーから転向した昨季は34セーブを挙げタイトルを獲得と、新境地を切り開いた。今季も「1年やっただけでは半信半疑の部分もある」と抑えをまっとうする構え。昨季までプロ通算299試合登板。大きな節目の今季初登板から始まるプロ8年目へ、視界は良好だ。

 [2010年2月7日10時23分

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