巨人高橋由伸外野手(34)が17日の紅白戦に「5番一塁」で出場することが16日、決まった。当初は20日に行われる広島との練習試合に出場予定だったが、順調な調整ぶりから試合出場を繰り上げることになった。昨年9月に腰の手術を受けて以来、初の実戦復帰に「最初ですし、とりあえず普通にやれればいいですよ」と笑顔を見せた。

 フリー打撃の合間、原監督に呼び止められた。「(試合に)お前も出てみないか?」。主力野手が次々に出場を決めた紅白戦。腰の手術から復帰し、他の選手と同じように練習をこなす姿に、実質的なGOサインが出た。原監督は「明日、ファーストで出場します。去年はまったく戦力になれなかった由伸が、今年は戦力として同じ土俵に立っているのはチームにとっても心強い」と期待した。一塁での復帰も、あくまで外野との併用の一部。「今年は一塁?

 (外野と)両方です。バリエーションが増えるのはいいこと」と説明した。実戦は代打で出場した昨年8月28日以来173日ぶり。復活へ、ついに本当のスタートラインに立つ。【小松正明】

 [2010年2月17日9時5分

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