6日西武戦(高松)が雨天中止になったことにより、阪神開幕投手争いの“直接対決”が7日、倉敷の同カードで展開される。先発予定は安藤優也投手(32)だが、2番手には6日に先発予定だった能見篤史投手(30)が回る。現状の開幕候補はこの2人。開幕まで残り3週間を切ったことを考えれば、登板内容が大役選びの重要資料になりそうだ。

 3年連続の栄誉を目指す安藤は、甲子園室内でキャッチボールやランニングなどで調整し、岡山入りした。雨模様の天候に触れ「寒いからそこだけですね」と、コンディションに留意しつつ気合を入れ直した。常々「3月26日(対横浜)を目標にやっている」と意欲満々だけに、一気に当確ランプをともす意気込みだ。

 一方の能見は高松からバス移動後、倉敷マスカットスタジアムでランニングなどを行い体を動かした。「調整なんかないよ。結果、結果」と仕切り直しの一戦へ表情を引き締めていた。

 [2010年3月7日12時46分

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