<ヤクルト2-5中日>◇1日◇神宮

 開幕投手を務めたヤクルトのエース石川雅規投手(30)が先発したが、運にも勝ち星にも見放されて2敗目を喫した。7回5失点で、チームの連勝も4でストップした。

 強風が、石川のリズムを崩した。1点リードした4回1死一、二塁、松井佑の打球は、二塁手のやや後方に打ち上がった。なんでもないセカンドフライのはずが、最大風速16・3メートルの強風が打球を押しポテンヒット。1死満塁となり、手痛い犠牲フライにつながった。「強風?

 相手も同じ条件」と言い訳はなし。それでも6回に代打小池に左越え2ランを打たれ、7回にもブランコにダメ押しの中越えソロを浴び「代打が出てたのに、簡単にストライクを取りにいってしまった。7回の1点も防がないと。2点差ならワンチャンスなのに…」と悔やんだ。チームは4勝2敗だが、2つの黒星はいずれもエースで喫してしまった。

 [2010年4月2日13時7分

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