<中日2-2ヤクルト>◇21日◇ナゴヤドーム

 ヤクルトのエース石川雅規投手(30)が、またも勝てなかった。8回を6安打6三振2失点。立ち上がりから安定した投球を見せ、4回2死までパーフェクトピッチング。開幕から5試合目でようやく今季初白星が見えてきた7回だった。無死一塁、和田への2球目が内角高めに浮いて完ぺきに捕らえられ、左翼席への同点2ラン。試合を振り出しに戻された。

 クライマックスシリーズ進出をかけて戦った、昨季終盤と同じ3番宮本、4番青木という打線でも石川を援護できなかった。得点は2回のデントナの2ランのみ。延長12回の末、引き分けに終わり、石川は「チームが負けなくてよかった。それだけです。負けていたら、乗っていけない。次につながると思う」。次回登板に向けて切り替えていた。

 [2010年4月22日8時2分

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