<横浜8-0ソフトバンク>◇25日◇横浜

 ペタ砲昇格が待ち遠しい?

 ソフトバンクが今季3度目の完封負けを喫し、またも交流戦借金生活に突入した。2日連続の雨天中止により、この日まで持ち越された一戦で思わぬ完敗。秋山幸二監督(48)も「無死二塁が2回あって、そこで点取れなかったからな。休みぼけかな。まあ明日から打つだろ」と、気持ちを早々切り替えるしかなかった。

 チャンスはあったが、打線がつながらなかった。1、2、4回は、いずれも先頭打者が二塁打で出塁。だが、後続が続かない。連打もなければ、この日はヒットが出ても、1イニング1安打ずつの計6安打。ロッテ時代に通算25勝14敗と得意にしていた横浜清水直に、新天地での初完封勝利をプレゼントしてしまった。

 横浜戦では実に3年ぶりの黒星になる。07年6月20日に敗れてから8連勝中だった。お得意さまをつくれなければ勝ち星も伸びない。今季交流戦では貯金生活が1日もなく、またも借金を背負うことになった。

 プロ未勝利の先発岩崎をもり立てることもできなかった。立ち上がりから苦しんでいただけに、援護したいところだった。カラッとと晴れ上がった天候とは対照的に、チームのモヤモヤは晴れないまま。26日からは、12球団トップのチーム71本塁打を誇る巨人との2連戦。「明日からは巨人戦。頑張りましょう」と秋山監督。打ち勝って、うっぷんを晴らすしかない。【松井周治】

 [2010年5月26日11時23分

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